【インタビュー】各企業の採用担当者が語るエンジニア採用の実情 vol.3 × 株式会社Live Smart 熊谷 恵理子 - 後編

on 2020.08.10
【インタビュー】各企業の採用担当者が語るエンジニア採用の実情 vol.3 × 株式会社Live Smart 熊谷 恵理子 - 後編

――ここから現状の社内体制についてお伺いさせてください。従業員数はどのくらいでしょうか。

熊谷:拠点は日本とインド子会社の2箇所で、全体で30名程度です。そのうちエンジニアは業務委託含めて日本が5名、インドが7名です。今後は日本を開発の拠点にする計画のため、採用活動に力を入れています。

――インドに拠点があるのはどういった経緯なのでしょうか。

熊谷:社長がインド生まれということもあり、そのご縁が大きいです。またエンジニア人口が多く採用しやすいのも理由の一つです。

――そうなんですね。エンジニアはどのような方が在籍していますか?

熊谷:日本はテックリード1名、サーバーサイド2名、iOS 1名  Android 1名です。インドはサーバーサイド3名、ファームウェア 1名、データサイエンティスト 1名、フロントエンド1名、開発Mgr 1名という内訳です。雇用形態でいうと日本は正社員1名、業務委託4名と業務委託の方が多いのが現状です。

――各分野メンバーがいる状況ですね。現状は業務委託の方が多いようですが、採用にあたって正社員に求める役割や期待値はありますか?

熊谷:正社員ですと一番はオーナーシップですね。また現状教育体制が整っているとはいえないので、即戦力というところでしょうか。本当は若手の育成にも取り組みたいのですが、それはもう少し先のフェーズかなと思います。加えてエンジニアがよく言っているのは、学習意欲とロジカルシンキングです。

――業務委託の方に特に期待する部分はありますか?

熊谷:強いていえば即戦力と専門性でしょうか。最近は業務委託と正社員の期待値に差があまりないです。業務委託の方でもある程度のオーナーシップを求めています。選考もお互いに納得できるかを重視しているので、面接も複数回行わせていただく場合が多いです。選考にお時間をいただく関係で、他社さんを選ばれることもありますが、それで選んでいただけないのであれば、ご縁がなかったのかなという考えでいます。

ただ、もう少し納得感とスピード感を両立できるフローにできないか試行錯誤しているところです。

――お互いの納得感を大切にされているんですね。コロナの間の面接はオンラインで行なっていましたか?

熊谷:オンラインで行なっていました。最初は一度もお会いしない状況が不安だったのですが、意外と判断に影響はなかったです。実際にオンライン選考のみで採用が決まった方もいます。

――なるほど。応募者の数にも影響はなかったでしょうか?

熊谷:少し減ったかな?と思った時もありましたがほぼ変化ないですね。

――あまり影響がなったようで安心しました。ここから採用媒体についてお伺いさせてください。人材紹介はどのようなところを使用されていますか?

熊谷:海外人材はJELLYFISH社が中心です。ギークリー社、RGF社にもお願いしていますが、そこまで活発ではありません。海外人材は国籍は問いませんが、日本語でのコミュニケーションは必須とさせていただいております。

――業務委託の採用ではどちらの会社にお願いされていますか?

熊谷:今はアイデンティティ社にお願いしています。営業いただいた会社さんのお話をお伺いすることが多いですが、なかなか相性のいい会社さんとは出会えないです。

――担当者さんとの相性もありますからね。ダイレクトリクルーティングはどちらを使用していますか?

熊谷:Wantedlyとアマテラスです。アマテラスは事業開発職を中心に使用しています。その他としてE3さんにもがっつり頼らせていただいてます(笑)。

――お力になれて光栄です。候補者様との接点は色々と持たれているようですが、選考の中で重要視している要素は何ですか?

熊谷:そうですね。正社員は以下4つのバリューを必ず評価対象に入れています。面接官それぞれがチェックしています。

【LiveSmartが大切にしている4つのバリュー】

1.Customer Obsession

  常にお客様を起点に、お客様を中心に全てを考えます。

2.Ownership

  全てを自分ごとだと考え行動します。

3.Learn & Be Curious

  自らが無知であることを忘れず常に学び続けます。

4.Dive Deep

  神は細部に宿る。細部を徹底的に追求します。

――今まで採用活動で失敗した事例はありますか?

熊谷:エンジニアポジションでは、幸いありません。他ポジションでいうと、過去に人が足りず焦って採用した際に、ミスマッチがありました。その経験も踏まえて、今は選考段階で感じた違和感は放っておかず、当社に合う良い人を時間をかけてでも確実に採用していきたいと思っています。

――採用活動の中で印象に残ってる方はいらっしゃいますか?

熊谷:一番印象に残ってるのは大津さんです!

――少し質問の趣旨とは違いますが、ありがとうございます。照れますね……。

熊谷:エンジニア採用のことがよく分かっていなかった私にも丁寧に説明してくださり、また大津さん自身はエンジニア出身ではないのに、本当に詳しくて、エンジニアを尊敬していて、とても好きなんだなということが伝わり、安心し頼もしかったです。

大津さんに出会えたおかげで、Live Smartのエンジニアポジション採用が一気に加速し、E3さんからテックリード1名、iOSエンジニア1名を採用、またAndroidエンジニアも他社さんから採用が決まりました。本当に感謝です!いつもありがとうございます!

――いえいえ、引き続きよろしくお願いします。

現在、こんなエンジニアに是非会ってみたい!というイメージはございますか?

熊谷:技術が好きで、新しい環境でチャレンジしたい方を求めています。スタートアップですので、失敗を恐れず、それ糧に成長できる方とお会いしたいです。

――最後に、自社アピール等お願いします!

熊谷:新型コロナウイルスの影響もあり、家の価値、家での過ごし方が見直されています。各社と競合差別化を図りたい不動産事業者様や、業務効率化を図りたい管理会社様などからの反響が大きく、弊社としては追い風が吹いている状況です。急成長していく「LiveSmartサービス」を一緒に作ってくださる方、ご応募お待ちしております!

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