E3を運営する大津が各企業の採用担当者へのインタビューを通して、求められる人材の実態に迫りたいと思います。
2回目は、株式会社SOUSEI Technologyの採用を担当している金田さんにインタビューさせて頂きました。
金田 朋子
株式会社SOUSEI Technology 採用担当
ーー本日は、お時間いただきありがとうございます。まずは自己紹介をお願いします
金田さん(以下、敬称略):株式会社SOUSEIで採用担当をしている金田(かねだ)と申します。弊社は「住宅×IT」で住宅業界の常識を変え、誰も見たことがない暮らしの常識を創り出していくITスタートアップです。よろしくお願いいたします!
ーーどういったことをやられている企業なのでしょうか?
金田:「住宅に関わるすべての人にオドロキとヨロコビを」をミッションに、家を中心としたあらゆる体験を顧客視点からデザインし、新しい住体験やライフスタイルを創出する事業を行っています。
具体的には、マイホームアプリ「knot」、HOME OS「v-ex」という2つのサービスを提供しており、マイホームアプリ「knot」は自社内で開発を行っております。エンジニアの募集は主にknotの開発になります。
※マイホームアプリ「knot」:
https://biz.knot-app.com/
※HOME OS「v-ex」:
https://biz.v-ex.jp/
ーー住宅業界の常識を変えていくという事ですが、どういった部分に注力しているのでしょうか。
金田:現在、日本中にある住宅(新築戸建)の約8割は地元密着型の中小工務店が建てています。住宅は1軒あたりの単価も高く、これまでは地域に根ざしたチラシやポスティングによる地域戦略が主とされてきたため、住宅業界全体としてIT化が進んでいませんでした。工務店のお客様との連絡は対面・電話が中心で、顧客管理や営業進捗管理といった周辺雑務にかかる時間がとても多いのが現状です。また、お客様側側の急速なスマホシフトについていけていないという課題があるため、これらの課題を総合的に解決するサービスを提供しています。
ーー具体的にどのようなサービスを提供していますか?
金田:弊社の提供するマイホームアプリ「knot」は、住宅会社とお客様をアプリでつないで、情報共有やコミュニケーションを円滑にする住宅業界特化型のクラウド接客サービスです。knotの活用により、住宅会社はお客様とのチャット上でのやり取りが可能になったり、マイホームの情報をいつでもアプリで見れるといった、顧客視点のデジタル接客を手軽に取り入れることができます。また、見積書、図面、取扱説明書といったマイホームの大切な資料もクラウド管理されるので、knotのユーザーであるお客様は、家を建てている間だけでなく、住み始めてからも、マイホームの情報にいつでもどこでもアクセス できます。
将来的には蓄積した情報を使用して、中古住宅仲介や住宅ローン、火災保険やメンテナンス等のハウスオーナーの住宅体験や住宅の価値を高めることにもトライしていきたいと考えています。現状、リフォーム、メンテナンスといった住宅履歴情報のDBでプラットフォームとして広く利用されているものがないため、弊社がその役割(住宅情報のプラットフォーム)を担っていこうとしています。このプラットフォームにデータが蓄積され、活用されることで、住宅の価値を向上させたり、家の買い方や住まい方を新しくできると考えています。
ーーknotのサービスはアプリだけですか?
金田:住宅会社様向けにはブラウザ版管理画面とチャット用アプリ、一般のハウスオーナー様にはアプリを提供しています。
ーーとても素敵なサービスを開発されていますね。新築はまだしも中古住宅の場合は過去のリフォームなどの履歴情報は重要な気がします。
後半へ続く