営業からエンジニアへ。世界に通用するプロダクトに携わりたい

on 2022.08.26

E3に所属しているエンジニアの皆様へのインタビュー企画。今回は現在フロントエンドの開発やお客さんとの折衝を行っているT.Hさんへインタビューさせていただきました。学生時代の専攻は機械工学で、営業職としてIT業界に入られたそう。機械工学の道からIT業界へ、営業からエンジニアに転身したキャリアや、今後のビジョンについてお伺いしました。

ライター:荒井啓仁 編集:株式会社TOGL

現在はフロントエンドを中心に活躍中!

ーー現在のお仕事についてお伺いさせてください。

現在は受託開発がメインの会社に参加しています。フロントエンド寄りの開発や実装、お客さんとのディレクション業務が中心です。

ーーフロントエンドの経歴は長いのでしょうか?

フロントエンドを触ったのは今の会社からで、3年ほどです。エンジニアに転職してから1年ほどはWebアプリや業務系でバックエンドの開発経験を積ませていただきました。

ーー言語は何を使われていますか?

ほとんどフロント周りです。HTML、CSSは当然として、JavaScript、TypeScript、Vue.js、Reactあたりを業務で使っています。フロントの修正に絡んでPHP辺りも触れる機会が多いです。

ーーエンジニアに転職されたとのことですが、以前はどういったお仕事をされていたのでしょうか?

同じIT業界ですが、以前は営業でした。

ーー営業からエンジニアに転職しようと思ったきっかけは何かありますか?

お客さんと要件を固める際、もどかしさを感じたのが最初のきっかけだと思います。開発担当に「できない」と言われたらお客さんにそう伝えることしかできない。開発の知識を身につけ、何故できないのか、代替案はないのかなど自分で納得してからお客さんに伝えたいと思っていました。

ーーエンジニアとしてやりがいを感じる瞬間はありますか?

作った物が世に出て、自分が知らないところで使ってもらえていると気づいた瞬間です。現在は受託の会社なので、自分が作っているとは言えないものがほとんどですが(笑)。案件によってはサービスを運用しているポジションの方から、ユーザーからの反響が良いです!と、褒めていただけると嬉しいですね。

ーーエンジニアとしては今後フロントエンドをメインに続けていくのでしょうか?

ディレクションなどの上流工程に興味があるので、生涯開発に専念したいというわけではないです。

機械工学からエンジニアに。営業時代のゾッとする出来事とは?

ーー学生の頃からIT業界に興味があったのでしょうか?

IT業界に進もうと思ったのは就職が近づいたタイミングですね。高校から大学まで機械工学を専攻していたので、就活の前までは工業や工学の方面で働くと思っていました。

ーー機械工学方面からIT方面への就職を決めたのは何故でしょうか?

世界でもトップクラスだった日本の機械加工分野でも、安定が崩れつつあり就職すべきか悩んだのがきっかけです。同じ学科でずっと勉強をしてきたので、安定した就職先も多くありました。一度機械工学方面で就職してしまうと、何かあった際に転職は難しくなってしまいそうと感じ、新卒の段階で他の業界に進もうと思いました。

ーー長年勉強した機械工学方面からIT業界に進む際、抵抗はありましたか?

同級生たちが熱量を持って機械工作系や電子制御系に進んでいく中、自分には彼らほどの熱量が無いと気付かされたのも大きいです。自分が熱量持って挑めるものは何か考えていくなかで、何かしらの製品開発を行う現場に身を置こうと考えIT方面へ進みました。

ーー今なお続いているということは、ご自身にエンジニア適性があったんですね。

続けられたという面では自分に向いていたのかなと思いますね。とにかく変化が早く、覚えることも多いので飽きませんし、日々自分の成長を実感できる点も自分に合っていると感じます。

ーー営業時代の経験でご自身の今に生きているエピソードは何かありますか?

新卒で入ったベンチャー企業では、飛び込みの営業や数百件単位のテレアポをしたり、数カ月に渡って終電ギリギリまで働くことも多くありました。激務で鍛えられた部分もありますが、修羅場を経験させてもらえたことが一番成長に繫がったかなと思います。
やっと仕事を覚えたタイミングの、自分が新卒2年目の年。長年在籍していた方が辞めてしまい、お客さんや案件を引き継いだ矢先、時限爆弾が爆発したかのように炎上しました。

ーーそれは大変でしたね……。

人手が足りないためか、上司も着いてきてくれずに1人で新幹線に乗り東京から関西まで謝罪に向かいました。着いた先ではドラマで見るような長いテーブルにクライアントのお偉方がズラッと並んでいました。

ーー想像するだけでゾッとしますね。

相当なお叱りを受ける覚悟を持って臨んだのですが、淡々と改善策を伝えるだけで終わりました。あんな修羅場を体験したので、仕様変更についてや、追加費用についてお客さんに説明する際も一切尻込みしなくなりました(笑)。

今後はPdMとして開発に携われたら。目標のために幅広く知識をインプット

ーー今後のビジョンについてもお伺いさせてください。

プロダクトマネージャーが職種として確立してきたので、IT業界でWebのプロダクト開発に携わっていきたいです。開発に携わるだけではなく、なぜその機能を開発する必要があるのか納得してやっていけたらと思います。

ーー素晴らしいですね。

国内でのパイの奪い合いはもう十分だと思うので、日本発の海外で通用するプロダクトに携わるのが目標です。最終的には、日本発のプロダクトで日本が元気になれば良いなと考えています。

ーー目標に向けてお仕事で意識していることなどはありますか?

プロダクトマネージャーは幅広い知識が必要なので、少しずつエンジニア以外の業種についても勉強を進めています。マーケティングの本を読んだり、なるべくプログラミング以外のインプットを増やしています。今後もエンジニアのスキルを活かしつつ、他業種に染み出して知見を広げたいですね。現状に満足せず、幅広く知識をインプットして武器にしていければと思います。・今の就業形態:正社員


・現在の仕事:WEBアプリ フロントエンドエンジニア, PM, ディレクター
・得意分野:フロントエンド
・使用言語・スキル:HTML, CSS, Javascript, PHP, Vue.js, React,
・仕事で大事にすること:納得感をもって自分ごととして取り組むこと
・今後やってみたいこと:1つのプロダクトのグロースに関わること

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