メンバーインタビュー
on 2021.10.20

自社開発の要約AI「Samaru」を広めたい。そしてJetbrainsエディタは外せない

自社開発の要約AI「Samaru」を広めたい。そしてJetbrainsエディタは外せない

E3コミュニティのエンジニアの皆さんへのインタビュー、今回は株式会社ハルプログラムの濱田雄介さんに最近のお仕事や作業環境についてお話を伺いました。何人かの方も「外せないツール」として挙げられているJetbrainsエディタを濱田さんも愛用。自然言語処理を学ぶうちにできた要約AI「Samaru」の精度、本当に高いです。何か面白いことができそうです。

ライター:平田提(株式会社TOGL)

「これがなかったら困る」のはJetbrainsのエディタ

――ご経歴を教えてください。

新卒で入社した会社でエンジニアとして3年ほど勤務したあと、転職しました。さらにそこからフリーになって8年ですが、給料を上げたかったのと、いずれは自分の会社がつくりたかったのが転職の理由です。

――今のお仕事はどんな領域で活動されていますか?

委託や受託の開発ではバックエンド、フロントエンド、モバイルアプリなどです。自社プロダクトの開発も行っています。

――お仕事で使用されているPCやデバイスは何ですか? また「これがなかったら困る」ツールはありますか。

メインでプログラミングなどに使っているのはMacBook Proです。Mac歴は10年ぐらいですね。「これがなかったら困る」のはJetbrainsのエディタです。毎年サブスクリプションを更新して使っています。これじゃないと何もできないぐらい、必須ツールです。

――以前伺った方もJetbrainsの良さを語られていましたね……どのあたりが良いんですか?

Jetbrainsは言語ごとにエディタが分かれています。以前はviエディタでPHPを書いたりしていたんですが、今考えると使いづらかったなあ……と。Jetbrainsのエディタは文法的なレコメンドをしてくれたり、SQLが存在しないカラムを参照してたらエラーを出してくれたり、ワンタッチで関数を止めたりできる。「これ作ってる人すごいな」と驚愕します。
全言語対応のIntelliJ IDEAもあるんですけど、各言語の機能が統合されるまでにタイムラグがあるんですよね。いち早くアップデートをキャッチアップしたいので、それぞれの言語専用のエディタを使っています。

『ゴールデンカムイ』無料公開は寝ずに一気読み

――いまはお家で作業されているんですか? 

自宅もありますが、近所のコワーキングスペースで働いていることが多いです。

――1日のスケジュールを教えてください。

お昼にコワーキングスペースに行って、日中は業務委託の仕事をしています。20~21時には終わって、自宅に帰る……という生活ですね。

――暮らしの中での癒やしは何ですか?

お酒ですかね。日本酒・ウイスキー……なんでもお酒は大好きです。あとはマンガですね。先日の『ゴールデンカムイ』無料公開は寝ずに一気読みしました(笑)。

自然言語処理を学ぶ中で作った要約AI「Samaru」を広めたい

――お忙しそうですが、自社開発ではどんなものをつくられているんですか?

フリーになってから委託・受託が中心でしたが、自社プロダクトをつくりたいという思いはずっとありました。
画像認識や音声認識の勉強から初めて、自然言語処理を学ぶ中で作ったのが、要約AI「Samaru」です。

HP: https://halprogram.com/
iOS: https://apps.apple.com/jp/app/id1578659797
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.halprogram.youyaku

本の要約アプリがいくつかありますが、ほぼ人力みたいですね。AIによる自動要約では最近SNSなどでバズっているサービスもありますが、「Samaru」も匹敵するクオリティになっていると思います。

――試しに使わせていただきましたが、確かに精度がすごいですね! 用途としてはどんなものを想定されていますか?

企業のマネージャー向けに日報を要約したり、企業や転職サービスなどでの応募書類の要約などですね。アプリ自体は完全無料なので、バックエンドで収益化したいと考えています。
競合の自動要約AIは、生命保険会社などでのコールセンターの活用を想定しているようですね。コールセンターのオペレーターが顧客対応で入力した対応履歴を要約して、他のオペレーターが瞬時に判断できるようにするなどできるようです。

――メディア担当者は複数のSNS等に同じ文から要約して投稿することが多いので、そういうニーズもありそうです。

カスタマイズがしやすいのが「Samaru」の特長です。例えばホームページで紹介しているのは、日本経済新聞の「春秋コラム」を要約する例です。中小企業診断士試験の第2次試験で500-600字の文章を40字程度に要約するものがあるのですが、そういった「春秋要約」をAIに学習させるとその特徴を持った文章を生成できるようになりました。

――文のクセ、文体をAIが体得していくのはとてもおもしろいですね。

データ数が少ないと特徴の体得は難しいですが、数百件のデータなどになるとだいぶ精度を上げられるようになりました。これからどんどん改善していくので、いろんな方に使っていってほしいです。