2回の転職を経て未経験でWebエンジニアに。転身を決めた出会いとは?

on 2022.07.04
2回の転職を経て未経験でWebエンジニアに。転身を決めた出会いとは?

E3コミュニティーのエンジニアの皆さんへのインタビュー。今回は大手メディアでWebエンジニアをされているD.Wさんにお話を伺いました。食品メーカーからエアコンの卸業と、異業種での経験を経てWebエンジニアになったDさん。現在のお仕事や過去の経歴、エンジニアを志したきっかけなどもお話いただいてます!

ライター:荒井啓仁  編集:株式会社TOGL

大手Webメディアで開発や運用を担当

ーー 現在のお仕事について教えて下さい。

フリーでWebエンジニアをしています。現在はWeb連載記事に有識者のコメントを掲載し、記事と一緒に見てもらうサービスの開発や運用を担当しています。

ーー言語は何を使用していますか?

メインはPHPを使っていて、ざっくりですがJavaScriptとCSSもある程度は使えます。

ーー現在のお仕事についてもう少し深堀りさせてください。

実装業務がメインなのですが開発人数が少ないので、ものを作ることに関しては自分1人でやっています。運営側からアイデアだけ先に降りてくることがあり、仕様を固めたり打ち合わせたりと開発以外でも関わる部分は多いですね。

ーー他にもお仕事で大変な部分はありますか?

「作りやすくしちゃって良い」とは言われていますが、リリース後に物言いが入ることもあるので、確認は怠らないようにしています。開発に関わる人数が2、3人なのでどうしてもスピード感を持って動けないのは大変です。記事に掲載するコメントも有識者次第なので、意図しないタイミングで待ちや手戻りが出てしまう面も厳しいです。

ーー有識者の選定もDさんの方で行っているのでしょうか?

いえ、そちらは運営側で選定しています。掲載メディアに縁のある人や、運営側でスカウトしているそうです。

ーーなるほど。現在のお仕事でやりがいを感じる場面はありますか?

有識者のコメントを載せるサービスが走り出してからまだ1年程度なので、作らなければいけない部分はまだまだあります。何年もやっているサービスだと基幹に触れなかったり、ルールが厳格に決まっていたりしますが、そういうのは苦手で……(笑)。新規開発とまではいきませんが、やり方が決まっていないのでいろいろと試せるし、追加でやるなら0からやれる点にやりがいを感じます。良くも悪くも流動性がある部分も楽しめてるので、自分には合っていると思います。

出会いあったからこその転身。どんな現場にも学びがあった

ーー学生時代からエンジニアを目指して居たのでしょうか?

エンジニアを志したのが26歳くらいで、大学時代は食品系での就職を目指しており、新卒で食品メーカーに入社しました。

ーー全然違う業種を経験されているんですね。

食品系の企業は商品開発に携わりたくて入社したのですが、工場に配属され精神的にも肉体的にもきつくなって辞めました。オフィスワークに憧れがあり、2社目に空調関係の卸業に転職したのですが、今度はオフィス勤務ではなく現場に行って設置や指示をやらされていました(笑)。

ーー大変でしたね……。エンジニアを志したきっかけは何でしょうか?

エアコン設置で現場を回っていると、天候に左右されたり、就労環境が悪かったり、安定した環境で仕事ができないことにフラストレーションが溜まっていました。自分のやりたい仕事に集中できる環境で働きたいとぼんやり考えている中、同じ部署のエンジニアさんに話を聞き、働き方のイメージに最も近いのがエンジニアだと思ったのがきっかけです。

ーーその人がいなかったら、と思うと運命的な出会いというか。

そうですね。エンジニアを目指していなかったと思います。プログラミングの面白さや勉強方法など、エンジニアとしての第一歩を示してもらえたので、あの出会いは自分にとっても大きいと思います。

ーー素敵ですね。エンジニアを目指されてから苦労などはありましたか?

今までの仕事で全くといっていいほどPCを使ってこなかったので、理解するまでに時間が掛かりましたね。Webなどに関する知識も一切無かったので……。知らない世界ではありましたがプログラミングが向いていたのか楽しく勉強出来たので、苦労とは感じませんでしたね。

ーーWeb系へ進んだきっかけはありますか?

最初の頃はざっくりプログラマーになりたいという考えだけで、さまざまな案件を受けてきました。会社員2回やった経験から柔軟に働きたい気持ちが強く、柔軟に働けるイメージが強くあったのも大きいです。追うのが異変ですが、トレンドの動きが速いのも面白いですね。

ーー成長を感じられた現場はありましたか?

エンジニアになってから、3カ月ほどの短期や1年以上の長期の現場など渡り歩きましたが、どんな現場でも得られるものがあったと思います。技術トレンドに敏感な現場では自分が知らない開発方法を教えてもらえたり、意識が高くて引っ張って貰えたり。反対に開発に不慣れな現場でも反面教師というか、アンチパターンを学ばせていただきました。一番成長を感じられたという意味では、駆け出しの頃に未経験の自分を引き取ってくれた会社さんでは、開発のいろはを教えてもらったので感謝しています。


自分に合った働き方を今後も見つけていきたい

ーーエンジニア職がご自身に向いていると思う部分はどこでしょうか?

在学時代からものづくりに興味があり、商品開発を通して世に新しいものを送り出したいという思いがありました。形は違えど、動きのあるものをリリースして広めていく仕事は昔から思い描いていたものに近いと思います。もともと理系なので、ロジカルな考え方や数字を扱うのに抵抗が無いので、プログラミングにも適性があったのかな。あとは、飽きっぽい性格なので、変化が定期的にある部分も自分に向いていると思います(笑)。

ーーDさんにとっての天職ですね。今後目指したいエンジニア像はありますか?

今までPHP一本でやってきたので、サーバーサイドやフロントサイドの言語を習得して、できる限りフルスタックエンジニアに近づきたいです。

ーー今後の展望についてもお伺いさせてください。

年齢により仕事の幅が変わってくると思うので、長く働けるやり方を模索しています。現在は業務委託としてフリーランスで働いていますが、斡旋企業に案件を紹介してもらっている状態なので、1人で交渉して仕事を取れるエンジニアになりたいですね。個人で法人化しているエンジニアの友人や、エンジニア数人で起業している方もいるので、起業も視野に入れて自由に働ける方法を考えていきたいです。

・今の就業形態:業務委託契約(フリーランス)
・現在の仕事:webメディアのコメント管理システム開発
・得意分野:サーバーサイドの開発
・使用言語・スキル:PHP(Laravel),javascript(vue.js,jquery),html,css
・仕事で大事にすること:スピード感とユーザー目線
・今後やってみたいこと:フルスタックを目指して広い分野で開発に挑戦したい

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