踊れるFlutterエンジニア!今後はXRを取り入れたアプリ開発も

on 2022.06.27

E3コミュニティーのエンジニアの皆さんへのインタビュー。今回はメタバース関連サービスを提供している会社でモバイル開発を行うT.Mさんにお話を伺いました。エンジニアとして働く一方、ブレイクダンスやマラソン、料理もたしなまれるT.Mさん。お仕事や趣味、今後の展望についてもお話いただきました。

ライター:荒井啓仁  編集:株式会社TOGL

VR×建築の会社で働くモバイル開発エンジニア。


ーー現在のお仕事について教えて下さい。

メタバース関連サービスを提供している会社で、正社員としてFlutterを使ったモバイル開発を行っています。
これまでの経験として、新卒で入った大手電気機器メーカーでは組み込み系やWebAPI、Cordovaを使ったモバイルアプリ開発を行っていました。

ーー現在所属されている会社ではどういった事業を行っているのでしょうか?

VRと建築を掛け合わせた事業を行っています。PMF(プロダクトマーケフィット)を目指している最中でして、建築物をVR上にCGで再現するプラットフォームの開発を行っています。VRChatをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。あちらはToCがメインですが、ToB向けのサービスにする予定です。

ーーVRで建物の内見などもできそうですね。

そうですね。展示会などでの利用も考えています。

ーーモバイル分野ではどういった開発を行っているのでしょうか?

VR機器は普及率が低く、より多くの方にサービスを体験してもらうためモバイルでのサービス開発を行っています。

ーーどういったチーム構成なのでしょうか?

VRの開発やバックエンド、デザイナーとそれぞれ担当がいてモバイル開発は自分1人でやっています。

ーーおひとりだと大変そうですね。

判断を含めて1人でやっているので裁量が多く、自分が書いたコードが本番環境に反映されるのは達成感がありますが気を引き締めないといけないですね。
完全にバグを仕込まないのは難しいのですが、書籍を読み漁ったり、他の人のコードを参考にしたり、なるべく少なくなるように日々改善を行っています。


Wantedly経由で入社。全てがぴったりハマった転職

ーー現在の会社にはどういった経緯で入られたのでしょうか?

Wantedly経由で入社しました。Flutterを使った仕事がしたかったのですが、今の会社は他にも自分に合う要素が多かったので入社を決めました。

ーー他の要素というと?

もともとVRに関心があったのと、東南アジアへの興味ですね。現在の会社は創業がカンボジアで、ベトナムと日本にも支社があり、私は日本支社で働いています。

ーー東南アジアは何かご縁があるのでしょうか?

学生時代にタイ・カンボジア・ベトナムを旅行したことがあります。陸続きの国を横断したのはそのときが初めてでした。体験した全てが楽しくて、いつか東南アジアに関係のある会社で働けたらという思いが学生時代からありました。

ーー東南アジアのどういった部分が魅力だと思いますか?

若者が大勢いて活気がある点です。日本と違ってバイクでの移動がほとんどで、あまりの交通量に圧倒されました(笑)。これから発展していく国特有のエネルギーを感じることができました。

ーー学生時代からIT業界を目指していたのでしょうか?

学生時代は基盤とか電子回路など、どちらかというとハード寄りな分野が専攻でした。大学の研究テーマが画像認識に関することだったのですが、そのときプログラミングに触れて、興味が湧きました。それで、将来プログラミングに携われる業界で働きたいなと思いました。

ーーなるほど。どういった部分に興味が沸いたのでしょうか?

第一に、自分が思ったことをプログラミングし、実際に動いているのを目の当たりにすることが面白いと思いました。やり遂げるまでさまざまな障壁があるのですが、それを乗り越えて、世にリリースできた時はものすごい達成感を味わえます。作っても作っても次はどんなものを作ろうかなと、無限ループに陥っています。第二に働き方です。ハード側だと難しいですが、ソフトエンジニアなら場所を選ばず柔軟に働けそうだと感じたのが大きいです。現在思ったとおりに柔軟に働けていますが、人と会うのも好きなので比率がなかなか難しいですが(笑)。

趣味はダンスや料理!今後はアプリ開発に注力


ーー何か息抜きやご趣味はありますか?

そうですね。ブレイクダンスや料理など、幅広くいろいろやっています。

ーーブレイクダンスですか! ダンスはいつからやっているんですか?

大学からです。大学生から所属しているチームで活動しています。最近は個人練習ばかりでチームの活動に参加できていませんが……。

ーー何というチームに所属しているんですか?

「筋肉定食(http://dance-mag.net/)」というチームです。欽ちゃんの仮装大賞に出たり、紅白のバックダンサーを務めたりとメディアの露出は結構あるチームなんです。最近も日本テレビ系のダンス番組に出演していました。

ーー有名なチームなんですね! ダンスの楽しさについてお伺いさせてください。

純粋に音を聞いてそれに合わせて動くのが楽しいですね。あとブレイクダンスはエンジニアに通じる楽しさもあると思っています。

ーーブレイクダンスとエンジニアの共通点とは?

ブレイクダンスは技が多く、派手な見た目に反して地道な練習が必要なんです。練習してできることを増やしていく喜びはエンジニアと同じだと思います。

個人的にアプリ開発も行っています。

ーーなるほど。どういったアプリを作られたのでしょうか?

個人として最初に制作したのが、「大さじグラム(https://www.resume.id/works/8457dc206acbe075)」というアプリです。

料理本やレシピによって表記が揺れがちな分量をグラムと大さじやカップに相互変換ができます。他にも食材の代用品を検索できたり、レシピの分量を人数分で変換してくれる機能も搭載しています。
料理用に作ったアプリはもう一つあり、常備菜や作り置きレシピの検索に特化した「つくとこ(https://www.resume.id/works/ac27da63911b7c45)」です。

こちらはレシピだけではなく、料理工程や時短レシピなども掲載しているので、幅広い方にご利用してもらえると思います。

ーーすごいですね!  レシピもご自身で考えているのでしょうか?

レシピに関しては、料理が好きなデザイナーの知人と協力して考えています。

ーーなるほど。今後ご自身のキャリアとしてやってみたいことは何かありますか?

Flutterを利用した開発は続けたいです。Appleが今後VRゴーグルを出した場合に備えて、VRの知識を深めたいですね。まずは、Blenderを使って自分でもモデリングをやりたいと思っています。

ーーTさん個人としての今後の展望はありますか?

個人アプリの新規開発や既存アプリのグロースに注力したいですね。

・今の就業形態:正社員
・現在の仕事:Flutter x VR モバイル開発
・得意分野:モバイル開発
・使用言語・スキル:Dart, JavaScript、Firebase全般、AWS Amplify、CI/CD構築
・仕事で大事にすること:仕様変更・修正が行いやすい設計
・今後やってみたいこと:アプリ・サービス開発、Blenderモデリング、AR・VR

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