IoTサービスに関わるSさん「E3で仲間を見つけたい」(E3メンバーインタビュー)

on 2020.11.13

E3コミュニティメンバーの皆さんはどんな思いでいま仕事をしているのか。今までの経歴や成功・失敗体験も含めてお話を伺っていきます。今回インタビューしたのはフリーランスのエンジニアとして働くS・Hさん。E3ではボードゲーム部や副業サービスに関わるSさんは、仕事でもプライベートでもIoTに関わり、その魅力に惹かれているそう。独立までの経緯や今後E3メンバーとやってみたいことを訊いてみました。

ライター:平田提

変化を求めてフリーのiOS/バックエンドエンジニアに

――Sさんはフリーのエンジニアですよね。独立した理由はなんだったんでしょうか。

Sさん:フリーになったのは今年(2020年)の6月です。今まで何回か転職してきたんですが、1つのところに留まらない働き方がしたい、というのが独立の理由として大きいですね。

――これまではどんなお仕事をされてこられたんですか?

Sさん:大学を卒業してからはSIerでSIエンジニアとして働いていました。それからWeb業界に転職してiOSエンジニア、バックエンドエンジニアの仕事を経験しました。独立してからもその経験が活きています。

――確かにiOSとバックエンド両方できるのは強そうです。

Sさん:もちろんまだまだ勉強中ではありますが、在籍していた企業がスタートアップが多かったこともあって、裁量大きく、量を経験できたのが良かったと思います。いまはSwiftと、Ruby on Rails、AWSをがっつり使っています。

――大学時代はコンピュータや情報関連の専攻だったんですか?

Sさん:いえ、まったく別で、経済学を専攻していました。頭は理系脳だと思うんですが……卒業してみると文系からエンジニアになった人が多かったので安心しました。ただ大学でコンピュータ・サイエンスを学んだような人と比べると、私は社会人になってから本格的にプログラミングに触れたのでちょっと苦労しました。

――どういう点に苦労されました?

Sさん:特に最初の頃は、使っている単語や概念の理解に苦労しましたね。例えば「オブジェクト指向って何?」ってなりました(笑)。

――分かります……。

Sさん:ただ仕事をしていく中で自然と覚えていけました。定義だけを見ても理解するのは難しいんですよね。

――独立する時はどうやって仕事を探されたんですか?

Sさん:独立前の会社がSES(システムエンジニアリングサービス)をやっていたこともあって、そこから案件を探してもらったり、エージェントサービスを利用したりしていました。もちろんE3にも案件を紹介してもらいました。

――リモートワークが続いていると思いますが、健康面で気をつけていることはありますか?

Sさん:腱鞘炎まではいかないですが、指を休めたくなることが多いです。キーボードをバチバチに打つので……タイミングを見て指はマッサージを続けています。ずっと家にいると運動をしなくなるので、定期的にNintendo Switch『リングフィット アドベンチャー』をやっています。あとは腰痛対策に、良い椅子に変えています。

オンもオフもIoT。スマートロックを自作

――お仕事の案件はどんな内容が多いんですか?

Sさん:小売業界からハウスメーカーなど、クライアントの業種はさまざまです。最近多いのはIoTのプロジェクトです。スマートホームやスマートビルディングの分野に関われるのは楽しいですね。先進事例を知ると、自分の生活自体もアップデートしていきたくなります。

――実際にSさんのお家ではIoT化が進んでるんですか?

Sさん:スマート照明やお掃除ロボット、洗濯機はIoTですね。あとはスマートロックを自作しています。

――スマートロックってつくれるんですか!

Sさん:市販のものだとレイテンシー(反応速度)が遅いんですよ。カギをかざしてから2、3秒か長いものだと5秒後に扉が開くものもあって。

――セキュリティ的には大丈夫なんですか?

Sさん:アナログのカギと一緒で、カードリーダーに特定のスイカをかざさないと開かないようになっています。カギを開けると自動制御で家の照明が点いたり、Slackに通知が入ったりしようとしています。

――ソフトだけでなくハードもつくられるんですね。

Sさん:電子工作を始めたのは最近なんですけど、ハードの知識をつけたくて自分でもつくってみようと思ったんです。生活を効率化できるし、やってみるととても楽しくて。

――良いですね。IoTで最近驚いた事例って何かありますか?

Sさん:スマートビルディングはどんどん進んでいて、一般的な賃貸の物件でも大家さん、デベロッパー共同でスマートマンションがつくられ始めています。

――そんな物件があったら入ってみたいですね。

Sさん:良いですよね。監視カメラやコンセントとか、照明がマンションのアプリと連動していて、「今日は燃えるゴミの日です」ってゴミ捨てのアラームも届いたり。

――そういうアプリだったら、告知や広告にも使えそうですね。 

Sさん:大きいマンションだったら、イベントの案内とかもできそうですね。東京の一極集中状態をどうやって差別化しようかというのは、不動産会社も大家さんも共通の課題のようです。今後はスマートマンションかどうかが住居選びのポイントになっていくかもしれませんね。


E3ではボードゲーム部・副業サービスに参加中。仲間も探し中

――E3にはどんな経緯で参加されたんですか?

Sさん:E3は大学の頃の先輩のつながりで大津さんにお会いしてからですね。今では大津さんと一緒に他のエンジニア・デザイナーの皆さんと副業サービスのプロジェクトを進めています。あとはボードゲーム部に参加してみたり、他のエンジニアの方とSlack内で交流したりしています。

――ボードゲーム、良いですよね。好きなゲームはありますか?

Sさん:ボードゲームは最近かなり好きな趣味です。2週間には1回くらいはボードゲームカフェに通っています。好きなゲームは『カタン(カタンの開拓者たち)』や『スプレンダー(宝石の煌めき)』ですね。

・カタン
https://catan.jp/guide/

・スプレンダー
https://bodoge.hoobby.net/market/items/649

――駆け引き要素が強いゲームがお好きなんですね。

Sさん:そうですね。淡々と進めていく中にも交渉とか、戦略が絡むゲームが好きですね。ボードゲーム部はまずはオンラインで集まってやろうとなっていますが、オフラインでも開催予定なので楽しみです。

――今後やってみたいお仕事は何かありますか?

Sさん:IoTに関わる分野には引き続き関わりたいです。一方で自分の生活も効率化していきたいですね。あとは社会に貢献できるようなサービスを自分でつくりたい思いがあります。

――どういうサービスかイメージはありますか?

Sさん:一人で作るのであればメモアプリなどのツール系でしょうか。チームでやるなら、今関わっているIoT関連とか、アイデアとしてはたくさんあります。E3はそういう仲間を見つける場所にもいいなと思っています。

――どんなサービスが生まれるのか楽しみですね。ありがとうございました!

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