営業職や総合職から下積み無しで独立!株式会社Ksync代表工藤勇太さん

on 2022.09.05
営業職や総合職から下積み無しで独立!株式会社Ksync代表工藤勇太さん

E3に参加しているエンジニアの皆さんへのインタビュー。今回は株式会社Ksync代表の工藤勇太さんにインタビューさせていただきました。工藤さんは最初の会社でエンジニアを希望するも営業に配属され、その後、経理、総務、情報システムなどの総合的な経験を積みながら、2015年に個人事業主として独立をし、フリーライターやエンジニアとしてお仕事をされてこられました。今までのお仕事のお話や、設立された法人Ksyncとして今後取り組みたい事業についてお伺いしました。

ライター:荒井啓仁 編集:株式会社TOGL

お客さんに喜んでもらえるのがエンジニアとしてのやりがい


ーー現在はどういったお仕事をされていますか?

株式会社Ksync (ケーシンク)という法人を経営しつつ、法人内の案件としてエンジニアの仕事も並行して行っています。海外からのゲストを迎えるホテルなどに向けた多言語翻訳アプリケーションの開発に参画しています。

ーーどういったセクションでお仕事されているのでしょうか?

リーダー補佐として、主にバックエンドを担当しています。アジャイル開発を導入しているので、営業などから振られる案件に対応することが多いです。仕様を考えたり工数を見積もったり、実装に向けたテストまで見ています。フルスタックとはいえませんが、全行程の半分以上は自分が見ています。

ーーご多忙ですね。マネジメント部分も見ているのでしょうか?

技術的な部分でメンバーから相談を受けることは多いですが、マネジメントに関しては英語が堪能な海外の方がリーダーをされています。そのリーダーから質問を受けることもありますが、なるべく技術的な部分で自分が前に出すぎないように気をつけています(笑)。

ーーバックエンドは長くやられているのでしょうか?

5〜6年です。バックエンドというよりもフルスタックで開発することの方が多かったです。今回の現場で初めてバックエンド専門で参画しています。

ーー 言語は何を使われますか?

現在の業務ではPythonやFlask、AWS系、GCPを使っています。業務以外ではVue.js、Angular.js、TypeScript、JavaScript、R言語などが使えます。

ーーエンジニアをやっていて、やりがいを感じる瞬間はありますか?

考えて苦労して作ったものが完成したときですね。お客さんやユーザーの方に使って頂いて、喜んでもらえたときには達成感と喜びがあります。

営業から総合職、そしてエンジニアへ


ーーエンジニア歴は長いのでしょうか?

新卒からエンジニア職に就けたわけではないので、あまり長くないですね。

ーーエンジニアになる前はどういったお仕事をされていたのでしょうか?

営業職と総合職をしていました。新卒で入った会社ではエンジニアを希望したのですが、営業に配属されてしまいまして……。

ーーそれは大変でしたね……。

いわゆる体育会系の営業職で、アポイントも組まずにパンフレット片手に飛び込みで営業させられました(笑)。今ではあまり考えられませんが、良い経験になりました。

ーー総合職ではどういったお仕事をされていたのでしょうか?

経理や社内ネットワークの整備を行っていました。知人からとある社長さんを紹介してもらい、経営者のすぐ下で働けるのはいろいろと勉強になると思い、総合職として働かせてもらいました。

ーーエンジニアとしての下積みはその後からでしょうか?

はい。社員としてどこかに入社しようという考えが無かったので、総合職を辞めたタイミングでフリーランスとして独立しました。

ーー下積み無しでの独立はすごいですね。

管理されるのがあまり好きじゃなかったのと、稼ぎや働き方を聞くとフリーでやっていく方が自分に向いてそうだと思い、自営業としてキャリアをスタートしました。

ーーエンジニアとして働くにあたって、営業職や総合職の経験は生きていますか?

営業職も総合職も社内で表彰されるほど頑張って働いていたので、得たものは大きいと思います。営業の経験は、交渉や現場の見定めに役立っています。総合職では契約書や請求書のやり取りなどで役立っています。

ーー素晴らしいですね。

エンジニアとして現場を渡り歩いてきた経験も、現場によってやり方や使う言語が変わるので、柔軟に対応するスキルが養えたと思います。

ーーもともとエンジニアを志していたのでしょうか?

大学までは医師になろうと思っていました。小学生くらいからの夢で医学部を受験したのですが上手くいかず、仮面浪人の形で医療系の大学に進学したのですが、進路を考えた際にもっとチャレンジしたいとIT方面への就職を決めました。

ーーなるほど。エンジニア職を志したきっかけは何かありますか?

当時ITが伸び始めた時期で将来性があったのと、エンジニアという職業と働き方が自分に合っているかもと感じたのが大きいです。数検を受験するくらい数字や関数が好きで、論理的に物事を考え続けることが得意だったので、エンジニアが合っているんじゃないかと考えました。

ーーそれなのに最初は営業に……。

そうなんです(笑)。営業職をやっているときも、総合職をやっているときも、エンジニアになりたいという気持ちが自分の中でなくなりませんでした。紆余曲折ありましたが、エンジニアとして仕事ができて楽しく仕事が出来ているので、本当に良かったと思います。

今後は会社を通じて、エンジニアが輝ける活動をしていきたい


ーー今後の展望についてもお伺いさせてください。

まず仕事以外だと、自分を常に良い状態に保って生きていたいですね。仕事に取り掛かる前のランニングや瞑想などのルーティンは崩さずに働きたいです。今後はパートナーができたら海外で仕事をするのも良いかなと思っていますし、参画中の現場内で英語が必須なので、英語のレッスンを受け日常的に勉強に取り組んでいます。

ーーお仕事の展望はいかがでしょうか?

個人ではエンジニアとしての力をもっと付けていきたいです。会社の収入は現在自分の案件報酬が主ですが、今後は新しい法人活動に力を入れていく予定です。

ーー今後Ksyncさんとしてどういった活動をしていくのでしょうか?

エンジニアにとって良いメンタルを得られ、収入やスキル面においても働きやすい環境や案件を紹介できる事業を展開したいです。他業界での経験や、ゼロからエンジニアとして独立し、法人設立まで成し遂げられた経験を生かし、いかにエンジニアとして成功するか、楽しく生きていくかのノウハウやコンサル的な知識共有やエンジニアへのサポートを行っていけたらと思っています。もっと稼ぎたい、もっと腕を磨きたいエンジニアの方のためになるような会社にしていきたいです。

株式会社Ksync
https://k-sync.com/

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・今の就業形態:経営者
・現在の仕事:アプリケーション開発
・得意分野:上流工程から下流工程の全て。主にアプリケーション全般の構築
・使用言語・スキル:Python、javascript、R、PHP、多数のFW、AWS、MySQL、PostgreSQL、OracleDB、Elasticsarchなど
・仕事で大事にすること:常に少し上のレベルで、いいものを早く丁寧に完納する・今後やってみたいこと:上場と海外展開

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