E3コミュニティーのエンジニアの皆さんへのインタビュー。今回は株式会社リリー代表の香取佑亮さんにベトナムでのラボ開発や採用支援、趣味のお話などについてお聞きしました。最近は「テキサスホールデムポーカー」というポーカーが面白いそうですよ。
ライター:荒井啓仁 編集:株式会社TOGL
現在は法人代表。ベトナムでのラボ開発や採用支援も
ーー現在のお仕事についてお伺いさせてください。
株式会社リリーという法人を経営しています。業務内容としては私個人でアプリのコーディングや、インフラ構築などの企業案件の受託。またベトナムの現地エンジニアの方とのシステム開発や、去年の暮れあたりからはカジュアル面接での採用支援も行っています。
ーーベトナムでのシステム開発について詳しくお伺いしたいです。
ベトナムのオフショアでのラボ開発や受託開発を行っています。前職の同僚がベトナムの方で、彼が帰国した後も縁があって一緒に仕事させてもらっています。
ーーそういったご縁があったんですね。採用支援のお仕事で大変なことはありますか?
人材の取り合いになっている状況もあり、クライアントの要望を満たす人を集めるのが大変です。そもそも応募が少ないし、シニアエンジニアなどのレベルが高い人は引く手数多なので企業とのマッチングが上手く行かず……。トライアンドエラーを繰り返して取り組んでいます。
ーー現在さまざまなお仕事をされていますが、全てリモートでしょうか?
フリーになってからは基本リモートで働いています。
リモートワークは時間を効率的に確保できるのが良いですね。余計な時間を使わずに仕事に入れます。
ーー業務上愛用しているツールやソフトは何かありますか?
定番になってしまいますが、Slackは良いソフトだと思います。チャットからWeb会議、ファイル共有までオールインワンで使いやすいです。プロジェクト管理ではGithubプロジェクトをよく使っていて、誰が何をしているか管理しやすいので助かってます。
これから時代の中心になるのはプログラマーだと感じた
ーーご自身でコーディングもされるそうですが得意な言語は何でしょうか?
言語だと、Python、PHP、JavaScript、TypeScriptあたりが使えます。
ーー学生時代からプログラミングにご興味があったのでしょうか?
大学は物理学科で入学当時はプログラミングに興味は無かったのですが、単位が足りずに受けたプログラミングやアルゴリズムの授業で興味を持ちました。自分の中で作りたいもの、表現したいものをコーディングで表していける。ものづくりの面白さを感じられたのが大きいですね。課題や問題を解決する際、分解して解決できるルートに乗せる工程も自分に向いているのかなと。
――プログラミングを仕事にしようと思ったきっかけは?
元々プログラマーを目指したのは、就活中に出合ったある本がきっかけでした。その本はシェアリングエコノミーについて触れていたんですが、「これからの時代、新しい価値観を世に出す中心になるのはプログラマーだ」と感じました。そこでプログラマーの新卒採用をしている規模が小さい会社をいくつか受けて、その中で前職の会社に採用された……というのが始まりです。
――今まではどんなお仕事をされてきたのでしょうか?
前職ではSNSマーケティングの支援をしていました。担当していたのは企業側から依頼のあった新商品などのプロモーションをFacebookやTwitterなどでできるプロダクトの開発です。
ーーなるほど。もともと独立の計画は立てられていたのでしょうか?
あまりなかったですね。当時はフリーランスの働き方はあまり浸透していなかったですし、在学中や就職中から独立を目指してキャリアを積む考えは無かったです。法人化もフリーになってから5年後くらいなので。
ただ前職のとき、個人で仕事を取って働く人が何人か周りにいまして、自分もやってみようかと思い立ったのがきっかけです。上手く行けばそれで良いし、駄目でもスキルは身につくしノーリスクだなと(笑)。
趣味はポーカーや麻雀! テキサスホールデムポーカーがおすすめ
ーー趣味や息抜きは何かありますか?
ポーカーや麻雀が好きで、最近はテキサスホールデムポーカーにハマっています。
ーーテキサスホールデムポーカーは通常のポーカーとは違うんですか?
テキサスホールデムポーカーは、場に全プレイヤー共通の手札として3〜5枚公開されているカードと、2枚の手札で役を作るポーカーです。相手が何を持っているのか、場にあるカードと賭けるチップの量で推し量る駆け引きが面白いんですよ。
ーー面白そうですね! 麻雀やポーカーのどういった部分が魅力だと思いますか?
ゲーム性として確率が入っている部分が好きですね。将棋とか囲碁だと強い人にはなかなか勝てませんが、麻雀やポーカーは運の要素があるから、誰でも楽しめます。とはいえ、運だけではなく勉強も必要で、勉強していくごとにスキルアップの実感を味わえるのも魅力だと思います。
今後は法人の拡大が目標。営業や開拓も拡張予定
ーーお仕事の今後の展望をお伺いさせてください。
開業からプロダクトの開発、保守運用まで会社としてエンジニアリング全般の支援を行えるよう、会社の規模をもっと広げたいです。今までは開発が中心だったので、営業とか開拓方面に手をつけられていないのも課題で、今年はWantedlyなどを活用したいですね。ラボ開発なども自分以外のリソースを使う方向で広げたいと考えています。
・今の就業形態:自営業
・現在の仕事:システム開発
・得意分野:フロントエンド
・使用言語・スキル:Python、PHP、TypeScript、FastAPI、Laravel、Nuxt.js、アジャイル開発
・仕事で大事にすること:チームの心理的安全性
・今後やってみたいこと:自社サービス(SaaS等)の開発