データ活用で業務効率化をアシストしたい。今後は海外移住や開発も!

on 2022.02.28

E3コミュニティーのエンジニアの皆さんへのインタビュー。今回は企業向けMAツールの開発や運用に携わるA.Tさん。データ活用に興味を持ったきっかけや、今後考えている海外への移住についてのお話もお伺いさせていただきました。

ライター:荒井啓仁 編集:株式会社TOGL


MAツールの開発から運用まで。データ活用に魅せられて

ーー現在のお仕事についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

ジョインして半年くらいですが、企業向けのMA(マーケティングオートメーション)ツールを提供する会社に業務委託で参加しています。

ーーどういった業務に携わっていらっしゃるのでしょうか?

主にバックエンドでの開発や、運用業務にあたっています。色んなコンポーネントで構成されている巨大なサービスなので、新規機能を追加する度にチームが組成されて開発を進めていくこともあります。運用もチーム制で行っていて、CS部署からの技術的なエスカレーションに対応したり、システムからのアラートにも対応します。

ーー開発と運用を兼任していると忙しそうですね。

一応、運用チームは週毎の持ち回りなのでなんとかなっています。開発は常に作業しているので兼任する週はなかなか大変なこともあります(笑)。

ーーMAツールについて詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか?

ネイティブアプリやWebサービスなどの開発運用をされながらもマーケティングの施策が分からないクライアントさんへ向けたサービスです。リテンション率やコンバージョン率を高めるお手伝いや、ユーザーの傾向分析やプッシュ通知などにも対応しています。

ーー現在の会社に参加したきっかけをお伺いしてもよろしいでしょうか?

以前在籍していた会社はサービスや働き方は良かったので、不満があって別の会社に移ろうと思ったというよりは、自分の市場価値を知ろうと思ったのがきっかけです。今の会社の担当者と話を進めていくうちにサービスやデータ活用に興味が湧き、ジョインすることになりました。

今の会社ではことあるごとにクライアントやエンドユーザーの行動や記録がどんどん集まるので、バッチリを通り越してカオスなくらいデータが集まっているんです。まだ日が浅いのでデータ活用には取り組めていないですが、ゆくゆくはそちらに行きたいです。

ーーデータ活用には元々ご興味があったのでしょうか?

元々は自分でも気づかなかったというか……。AIとか機械学習方面を面白そうだなとは昔から思っていたんですが、データ活用に興味が湧いたのは結構最近です。

ーー何かきっかけのようなものがあったのでしょうか?

以前在籍していた某メガベンチャーでは感情を汲み取って話すというより、理詰めでビジネスを進めていく人が多かったんです。データを分析する、話す前にデータを出す、データを見て企画を出すというのが当たり前。そこからそうじゃない会社に入り、3、4カ月でいろいろ任せてもらいました。自分で必要なログについて調べてみたり、新しい機能を実装したり。その充実感がきっかけかもしれないですね。

リモートワークの癒やしは愛猫との触れ合い

ーーリモートワークの状況もお伺いさせてください。

現在はフルリモートで働いています。

ーーリモートワークで感じるメリットはありますか?

猫を飼っているんですが、ちょっとした空き時間に猫と遊べるのは一番大きいメリットですね(笑)。通勤が無いのも嬉しいし、家事が柔軟にできるのもありがたいです。パートナーが研究職で毎日ラボに通っているため、家事をカバーできたりお互いの負担軽減に繋がっているのは助かりますね。

ーーデメリットはどうでしょうか?

健康面も含めた自己管理能力が問われる点でしょうか。体を動かす機会が減るので、意識的にラジオ体操やハンドクラップダンスを取り入れて運動不足を解消しています。この辺は人によってリモートワークの向き不向きがハッキリ出るんじゃないでしょうか。あとは人と顔を合わせないのも若干デメリットかなと思います。

ーー仕事で使うデバイスやオススメのソフトなどはありますか?

デバイスは貸与されたMacbookを使っています。尖ったソフトを挙げたい気持ちはあるんですが、特に変わったものは使っていないんですよね。あえて挙げるとすれば、CPUやメモリの使用状況がアニメーションで見れる「RunCat」は癒やされるのでオススメです(笑)。

ーーこれ可愛くて良いですね(笑)。

オランダへの移住を検討中!海外企業とも仕事をしたい

ーー今後やってみたいことをお伺いしてもよろしいでしょうか?

ユニークな人間になりたい思いが強くあるので、それを達成できるように色々と筋道立てて考えています。仕事やプライベートを問わず、30代・40代の中長期や、もっと目先の目標などをタイムバケットで管理しています。まず直近の目標として、オランダへの移住へ向けての下準備を進めたいです。ちなみに外国や外国語には昔から興味があって、英語は大学時代だいぶ勉強したのと、ロシア語は留学経験があるのとパートナーもロシア人なので一通り話せます。

ーーそうなんですね! なぜオランダへの移住を考えていらっしゃるのでしょうか?

パートナーの研究内容がオランダの研究所とシナジーがあるのが第一の理由です。日本人だと現地口座にデポジットを預けるだけでビザが取れるという情報があるのも大きな理由の一つです。パートナーの研究にも都合がいいし、移住のハードルがある程度低いので行くしかないというか。

ーーリモートで日本の会社とのお仕事を続けられそうですね。

もちろん日本の会社とも仕事を続けたいですが、現地の企業とも仕事がしてみたいです。英語を介してエンジニアとして働くというのにすごい魅力を感じます。あとは流行りの「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」も実現するべく虎視眈々とロードマップを作っています。こっちの見通しも少しずつ立ってきたような気もしてます。

ーーそこまで見越して計画を立てていらっしゃるのはすごいですね。

エンジニア業界は今後コモディティ化が進んでいくと思うので、それまでに自分の希少性を高めたいですね。データ分析やデータ活用、機械学習や英語など自分の持ち味を活かせたらなと思っていて、FIREの文脈でいうとオランダでの法人化も視野に入れています。自分でWebサービスも個人開発でやろうと思っているんですが、今は海外移住の準備が先ですね……。落ち着いたらやりたいことがたくさんあります。

・今の就業形態:業務委託
・現在の仕事:Web系エンジニア
・使用言語・スキル:Ruby, Go, Rails, MySQL, AWS, CircleCI, Cassandra, Docker, Vue.js, BigQuery, Kafka, rundeck, rollbar
・仕事で大事にすること:自分の頭で考える、Why型思考、構造思考、仮設思考、改善サイクルを回す
・今後やってみたいこと:海外移住、共通言語が英語の会社で働く、PdM、PjM、データ分析、起業、経営

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