国内最大級のインフルエンサーマーケ企業LIDDELLで業務委託からCTOに(大嶋陽介さん)

on 2022.03.21
国内最大級のインフルエンサーマーケ企業LIDDELLで業務委託からCTOに(大嶋陽介さん)

成長を続けるインフルエンサー市場。LIDDELL株式会社はインフルエンサーと企業のマッチングや、企業SNSの企画・運用など5つの事業を展開している、インフルエンサーマーケティングの先駆けといえる会社。今回はLIDDELL株式会社CTOの大嶋陽介さんにエンジニアの働き方、事業の今後の展望などのお話をお伺いしました。業務委託からCTOになったという大嶋さんのお話しは参考になるエンジニアの方も多いはずです。

ライター:荒井啓仁 インタビュー・編集:平田提(株式会社TOGL)

企業と個人が対等に取引できる社会へ。インフルエンサーマーケサービスを5つ展開

ーーLIDDELLさんの事業について教えてください。

インフルエンサーと企業のマッチングを中心に、インフルエンサーに関連するサービスを5つ展開しております。
「SPIRIT(スピリット)」は企業案件をインフルエンサーに提示し応募してもらうプラットフォームです。
インフルエンサーマーケティングに慣れていないクライアントにも分かりやすいシステムを提供し、インフルエンサー側には影響力を上手くマネタイズしやすいプロダクトです。
「PRST(プロスト)」はインフルエンサーにクライアントのSNSアカウントの企画・運用をしてもらうサービスです。


その他、「EMERALD POST」はクライアントから受け取ったニュースや情報をSNSで発信しやすい形にまとめ、インフルエンサー経由でフォロワーやSNSユーザーに向けて発信するサービス。
「FOR SURE」ではインフルエンサーがフォロワーへの「信頼性」をもって、商品のソーシャル販売員となります。
「JANE JOHN」は誹謗中傷や炎上の火種など、リスクに対するSNSの監視・ソーシャルリスニングや、SNSに向けた「定性・定量調査」、インフルエンサーとの「座談会・商品開発」などを展開しています。

「EMERALD POST」と「FOR SURE」に関してはビジネス特許を取得しています。

ーーありがとうございます。インフルエンサーを軸とした事業を始めたきっかけは何なのでしょうか。

LIDDELLは「個人の影響力を人々の未来のために」をミッションとして掲げ、企業と個人が対等に取引できる社会を目指しています。
人と人の間に生まれる力は普遍です。現在、個人の力を発揮できるプラットフォームであるSNSを舞台に、インフルエンサーマーケティングを行っています。今後、メタバースなどの、バーチャルリアリティの世界に広がってもミッション自体は変わりません。

エンジニア未経験から幅広い領域を習得。フリーを経てLIDDELLに所属

ーー大嶋さんがCTOとして担当されているお仕事内容を教えてください。

LIDDELLでは5サービスのうち4サービスがシステム化しており、新規事業も含めたプロダクト開発の組織づくり、技術戦略策定などのマネジメントを担っています。

ーー今までどんなキャリアを歩んで来られたんでしょうか?

理系の大学院を出た後、エンジニア未経験のままスタートアップ企業に新卒でジョインし、Webインフラ部門に入りオンプレやAWSなどインフラを担当しました。
その会社で一般的なWeb開発に加えて、ビッグデータの要件や自然言語処理に携われたのは後々のためになったと思います。いつか自分で起業して勝負したいという思いが強かったので。

ーーなるほど。2社目に移られたのはどういったタイミングでしょうか?

インフラからサーバーサイドは見られたので、アプリケーション全体の事業開発に参加できる環境に移りたくなり、印刷物のECを手がけるベンチャー企業に転職しました。上場前でPMなどの管理職もいないフェーズだったので、なんでもやるエンジニアとして働きました。2社目ではECサイトの開発・運用・新規開発に携わり、自分で会社を回す際の立ち回りも勉強になりました。

そうしてインフラ・バック・フロントなど一気通貫で学んだことで開発スキルもついたので、当初の目的だった事業立ち上げにトライするべく、フリーランスで独立しました。

ーーLIDDELLさんとの出会いは?


自身で設立した会社で事業立ち上げ準備を進める中、LIDDELLに業務委託として関わらせてもらったことがきっかけです。
LIDDELLの事業の魅力と、自分の経験が掛け合わさればお互いにもっと成長できるのではないか、このタイミングでLIDDELLのグロースにコミットメントするのも面白そうだと感じ、ジョインを決めました。

――(E3大津)大嶋さんは業務委託からCTOになるとは予想されていましたか?

就職する気はなかったですし、まったく予想していませんでした。当初からエンジニアをリードする役割ではありましたが、CTOに着任してからは技術面だけではなく組織づくりや業務プロセス、事業開発への推進も担うようになりました。

仲間に加わって欲しい人材はセルフアップデートできるエンジニア

ーー現在エンジニアの比率はどのぐらいでしょうか?

全社70〜80人のうちデザイナーやエンジニアは業務委託の方を含めて20名ほど在籍しています。
4つあってもサービスごとに社内用、クライアント用、インフルエンサー用、サービスによってはネイティブアプリも……とかなりプロダクト数が多いので幅広いスキル・経験を持つエンジニアが多いです。

ーーエンジニアの方はどんなマインドを求めていますか?

自身のエンジニアスキルをどう伸ばすか、ビジョンと戦略を持っている方を求めています。
「仕事上で機会がなかったから出来ない」ではなく、必要に応じてスキルを伸ばすアクションと努力を行える方、セルフアップデートが出来る方です。
事業成長にコミットメントできるマインドセットを持った仲間と、今後組織としても成長を遂げたいですね。

ーー現段階ではどういった人材をお探しでしょうか?

インフラ専任のメンバーは社内におらず、現在バックエンドエンジニアがインフラもコントロールできるようなアーキテクチャを設計しています。インフラも守備範囲なバックエンドエンジニアに是非ジョインして欲しいですね。
ITの事業会社でご活躍した経験のあるシニアエンジニアの方を中心に、技術だけが好きというよりも、磨いた技術を武器に事業成長にコミットメントしてもらえる人材に来ていただきたいです。

成長企業の当事者として働けるのがLIDDELLの魅力!

ーーLIDDELLさんで働く面白みや、魅力は何でしょうか?

LIDDELLは2014年創業ですが、そのちょっと前に日本にInstagramが入ったぐらいの時期で。インフルエンサーマーケティングとしては老舗です。日本最大級のインフルエンサー数で、ビジネス特許を取り、5つのサービスを展開をする会社は他にありません。インフルエンサーマーケティングの成果が数値化できないことにお悩みの企業さんをデータドリブンなアプローチでサポートする面白みがあります。

LIDDELLは一人一人が自立して活躍する未来に向けて、確かな一歩を踏み出している会社だと思っています。
現状のプロダクトに加え、新規事業の取り組みも多いのでモダンな技術にトライする機会がたくさんあり、エンジニアとして面白さを感じてもらえるかと。
自分自身が当事者として事業成長にコミットメントできるのも魅力ですね。

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