
E3を運営する大津が各企業の採用担当者へのインタビューを通して、求められる人材の実態に迫ります。
初回はE3の運営メンバーで、ITベンチャーでの人事経験を活かして複数社の採用業務を担当しているレイド株式会社の蒲原さんにインタビューさせて頂きました。
※注 蒲原さんはA社の社員ではなく、業務委託として採用の支援をしています。

蒲原 直樹
レイド株式会社 代表取締役
ITベンチャー企業にコンサルタントとして入社後、役員と人事部署を立ち上げ、8年ほど採用および組織人事を経験。2018年に人材ビジネスで独立し、レイド株式会社を設立。
現在はITベンチャー企業やスタートアップを中心に、採用の支援をしている。
ーー本日はE3の蒲原さんではなく、レイド株式会社の採用を支援されている蒲原さんとしてお話を聞かせて頂きます。まずは自己紹介をお願いします
蒲原さん(以下、敬称略):受託および自社プロダクト開発を行うITベンチャーA社にて採用人事を担当している蒲原(かもはら)です。
創業約20年で、従業員は50名ほどです。
ーーITベンチャーで20年というと比較的長くやられているほうですよね?
蒲原:そうですね。ITベンチャーとしては比較的歴史があるほうだと思います。
ーーどういったことをやられている企業なのでしょうか?
蒲原:企画や技術選定といった上流フェーズからクライアントとフラットな関係で事業やプロジェクト推進を支援する「コンサルティング&テクノロジーカンパニー」です。
Fintech・Marketing/Sales tech・Datahub(データマネジメントおよび活用)の3つを主力事業としています。
ーー自社サービスとコンサルティングサービスのどちらのほうが比重が大きいのでしょうか?
蒲原:比重としては、まだクライアントワークのほうが多いです。
ーーFintechと一言でいっても幅広いと思うのですが、どの辺りをやられているのでしょうか?
蒲原:QRコード決済です。
ーーMarketing/Sales techというと、いわゆる営業支援でしょうか?
蒲原:シームレスなUX/CXデザインの実現に合わせた各システムのAPI連携・インターフェース・アプリケーション開発の支援や、MA・SFA・DMP・コミュニケーションツールなど新たなテクノロジーを導入する際に第三者の立場でコンサルティング・ソリューション開発を通じ、事業・組織としての生産性向上をお手伝いしています。
ーーいずれも自分たちのプロダクトを使ってもらっているのですか?
蒲原:いえ、クライアント側で活かせていないものや変えていきたいこと、新しく導入したいことに対してこちらのコンサルティングが入り、それを活かすためのシステム作りに関わらせて頂いています。
Fintech自体は昨年事業部が立ち上がったばかりなので、自社プロダクトはこれからというところです。
ーー従業員の内、エンジニアはどのくらいいらっしゃるのですか?
蒲原:60名中18名がエンジニアです。
ーー比較的多いほうでしょうか。どんなエンジニアがいるのでしょうか?
蒲原:サーバーサイドが7名、フロントエンド(アプリ含む)が6名、データベースが2名、インフラが3名です。
Fintechはアプリ中心でiOSはSwift、AndroidはまだJavaでKotlinはこれから導入しようとしているところです。サーバーサイドはRuby on Railsです。Fintech以外だとフロントエンドはReactを使っています。インフラはAWSもGCPも使っています。
ーーエンジニアは正社員のみでしょうか? 業務委託もいますか?
蒲原:業務委託もいます。18名中10名、Webおよびスマホアプリエンジニアです。
ーー比率的に業務委託の方が多い印象です。元々比率的に多いのか、それとも直近何か新しいプロダクトを開発するとかで即戦力の人を集められているのでしょうか?
蒲原:常にこのくらいの割合でいます。どのチームにも万遍無くいますが、今はFintechのところに注力しているので、少し偏ってはいますね。
後編へ続く